2021年11月13日(土)15:30~17:00までのプログラムで、ワークショップ「話さる会―みんなで話そう!北海道の未来」と題して、参加者全体での対話の場を開催しました。
この話さる会の大きな趣旨として、「これからを一緒に考えてほしい、対話が必要だと考えている」というメッセージをお伝えし、中立な立場で、共に当事者になっていきませんか?と声掛けし、本当の対話を経験し、対話のお稽古を共に始めることをイメージし、北海道内でファシリテーションを実践している方々による進行で進めました。
進行の中で、大事にするキーワードとして、以下を考えました。
★多様な立場の活動家、市民が集まり、対話の経験をする。
★第1部からの繋がり、第3部への繋がりを意識して、進行をする。
★無関係と思っていたことが、自分事になった時、何が起きていたか?を見る、感じる、聞く。
★核ゴミと対話に、橋をかけられたら良い。
会場は、第一部からそのままでの会場とし、どのくらいの参加者になっても良い方法として、ストーリートリオという手法を実行することとしました。また進行に必要な模造紙や付箋などを準備し、開催に向けて、望みました。結果的に多くの参加者が対話の場を経験し、たくさんの「とても良かった」という声が聞けて、スタッフも安堵いたしました。
まず進行として、なぜ北海道会議が対話を必要とするのか?をお話しました。その後、ファシリテーターを務める一番若いスタッフから、友人にこの会に一緒に行こうよ!と誘えるのだろうか?という今までの想い、そこから生まれてくる素朴な課題などが、率直に自分の言葉で語られました。その2つの話を聞いてから、対話の場が始まりました。
メインファシリテーターからの問いかけは、
①第1部の話を聞いて思ったこと
②無関係と思っていたことが、自分ごとになったとき、なにが起きていたか?(それが「気づき」となる)
3人それぞれが、語り手、聞き手、観察者となり、役割を変えていくことで、全員がそれぞれの役割を担います。この参加者の共感を呼び、一人一人が当事者となる、このワークに参加した方から「『分断』を克服するのに、説得や主張は効果がない。共感をもとに互いの立場を理解し、対話を深めることが何より大切だ」と感想をいただきました。
ワークが終了した第2部の会場には、北海道のイラストが描かれた「分かち合いシート」には「これからのアクション」が描かれ、付箋には「対話の場を経験した感想」が描かれ、多くの成果が貼り出されました。私たちは、これからも分断ではなく共感を第一に、公論の場を作れる北海道会議になっていきたいと考えています。