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よびかけ人の外岡秀俊さんが亡くなられました。

投稿日:2022年1月10日

当会議の呼びかけ人のひとりである外岡秀俊さんが、昨年末の12月23日に心不全で亡くなられました。

外岡さんは札幌市生まれで、札幌南高を卒業後、東京大学に進学し、在学中に書かれた小説『北帰行』で文芸賞を受賞して鮮烈なデビューをしました。その後、外岡さんは朝日新聞に入社し、新聞記者としての人生を歩まれていきました。海外支局での勤務や地震・津波などの災害の取材経験をもとにして何冊もの著作を出されていますが、昨年9月にコロナ禍をテーマにした『価値変容する世界』を上梓したばかりでした。

昨年、核ゴミ問題を考える北海道会議の立ち上げの時に、呼びかけ人のひとりとしてご協力をお願いしたところ、「いままでこのような運動に名前を連ねたことはないが、この核ゴミ問題だけは別です。是非とも、一緒にやらせてください」と言われ、呼びかけ人になって頂きました。その後、外岡さんは会議やイベントにも積極的に参加され、発言してくれました。
昨年11月の核ゴミ問題フォーラムでは、第一部のパネルトークの司会進行役をお願いしたところ、企画運営まで関わってくださりました。12月に入って、東京で核ゴミをテーマにした演劇公演があって、それがネットでも見れますよというメールを頂いていました。外岡さんは、その演劇公演をネットで見て、なかなかの出来だと感じ、是非とも北海道でもDVDでの上映ができないかと考えられていたそうです。
外岡さんの核ゴミ問題への意志を継ぐためにも、この演劇公演のDVD上映会を北海道で実現させていきたいと思っています。

心よりご冥福をお祈りいたします。

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